重さ300キロ! 諫早神社に巨大「アマビエ」像を寄贈

奉納された大きな木像のアマビエ=諫早市、諫早神社

 新型コロナウイルスの早期収束を願い、諫早市在住のチェーンソーアート作家、嶋田克海さん(69)が、疫病退散などに御利益があるとされる妖怪「アマビエ」の木像を制作し、25日、同市宇都町の諫早神社に寄贈した。
 病気治癒の神を祭る諫早神社は、これまでもアマビエのクラフト塗り絵などを制作配布するなど、新型コロナの収束を祈願。宮本健一宮司(40)と嶋田さんは以前から親交があり、制作を依頼した。
 木像は高さ1メートル15センチ、直径80センチ、重さ約300キログラム。2年前の神社境内の改築で伐採したクスノキを活用した。周囲にはクスノキの爽やかな香りが漂い、友人2人と長崎市から訪れた松本秀子さん(70)は「御利益がありそう」と手を合わせていた。
 宮本宮司は「大切な人の健康や幸せを祈り、心おだやかな時間を過ごしてほしい」と話した。

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