橋梁点検業務の省力化と品質向上をAIで実現! AI橋梁診断支援システム「Dr.BridgeTM」提供開始  

2020年5月29日

日本ユニシス 橋梁点検業務の省力化と品質向上をAIで実現! AI橋梁診断支援システム「Dr.BridgeTM」提供開始

【「Dr.Bridge」の概要】

昨今、全国の橋梁点検の現場では、橋梁の老朽化が進み、膨大な橋梁数に対して点検に対応できる高度な技術者が不足しています。「Dr.Bridge」は、登録された画像データと橋梁の部材やひび幅などの諸元データを組み合わせ、深層学習を行う独自技術により、精度の高い判定を実現します。

「Dr.Bridge」は、人間の認識・判断を再現する空間認識プラットフォーム「BRaVS Library」と「BRaVS Platform」を利用しています。

提供するサービスは以下の2つです。

1.基本診断サービス

橋梁単位で業務・橋梁情報・点検写真などの登録・管理、劣化要因および健全度のAI自動診断、診断結果の保存・出力、点検調書出力など、定期点検業務を支援します。

2.簡易診断サービス

点検写真の登録、劣化要因および健全度のAI自動診断、診断結果を出力します。

サービスの特徴と導入効果】

1.判定の精度確保

日本海コンサルタントとの数年にわたる共同研究により、技術者による診断と同程度の精度※1を実現しました。

2.コスト縮減・省力化

橋梁点検業務において高度な知識を必要とする劣化要因と健全度の判定を自動化し、若手技術者でも実施可能な作業範囲を拡大できます。
また点検調書※2の自動作成により、診断後の業務負荷を低減し業務効率化を実現します。

日本ユニシスは「Dr.Bridge」の機能拡充などを順次進め、今後5年間で全国7万橋梁への適用を目指します。

※1 同一の写真を複数の技術者が各々診断して集計した結果との比較

※2 国土交通省道路局、道路橋定期点検要領、平成31年2月(様式A)

以 上

空間認識プラットフォーム「BRaVS Library」・「BRaVS Platform

「BRaVS Library」と「BRaVS Platform」は、平面画像だけではなく、3Dデータや4Dデータを扱うことができ、さらに対象物に関する付加情報(「地域」・「季節」・「時間帯」・「気温」・「音」など)を含めた深層学習により、総合判断が可能になる空間認識プラットフォームです。

中期経営計画「Foresight in sight® 2020」について

日本ユニシスグループは、中期経営計画「Foresight in sight 2020」の重点施策として、社会課題に対する解決が期待され、中長期的成長が見込まれる市場において、顧客・パートナーと共に日本ユニシスグループのアセットが活用できる領域を注力領域として設定しています。本サービスは、この

注力領域のひとつである、デジタルで公共インフラの維持管理を支え、生産性を改善する「アセットガーディアン」領域のサービスです。

関連リンク:

日本ユニシス「Dr.Bridge」https://ag.unisys.co.jp/dr-bridge/

日本ユニシス「BRaVS Library/BRaVS Platform」https://ag.unisys.co.jp/bravs/

中期経営計画「Foresight in sight 2020」
https://cu.unisys.co.jp/smash/2020mmp_02/
https://www.unisys.co.jp/exciting_future/asset_guardian/index.html

株式会社日本海コンサルタント https://www.nihonkai.co.jp/

※Dr.Bridgeは、日本ユニシス株式会社と株式会社日本海コンサルタントの商標です。

※BRaVS Library、BRaVS Platform、Foresight in sightは、日本ユニシス株式会社の登録商標または商標です。

※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

<本ニュースリリースに関するお問い合わせ>
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