島の四季彩 メハジキ(シソ科)

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漢字表記:目弾き
別名:ヤクモソウ(益母草)
分布:北海道南部~九州・琉球、台湾・東アジア
生育地:路傍や草地

和名は、子供が上下の瞼に茎をはさみ、瞼を強くつぶって遠くに飛ばして遊んだことに由来するといわれています。2年草で、夏~初秋の開花期には高さ0.5~1.5mになります。花は上部の葉腋に数個ずつ、淡紅紫色の唇形花をつけます。2年草とは、1年目は葉の生長ばかりで茎が伸びず葉が地に這ったロゼット状(タンポポのように根生葉だけの状態)で、2年目に伸長生長し、開花結実し、その後枯れる草本植物の事です。花期に全草を切り取り、乾燥させたものを生薬名で益母草と言います。女性の疾患特に産後の体力増強・生理障害などに効果があります。『薬用養命酒』にも、滋養・強壮を目的に配合されています。欧州に広く分布する近縁種のヨウシュメハジキも古代ギリシア時代から婦人病・ヒステリーなどの治療薬として利用されていたそうです。

写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)