北谷沖でグルクン数釣り

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で孫たちをどこにも連れていけなかった米須釣具の米須弘憲さん。緊急事態宣言の解除後の17日午前8時、5人の孫と娘婿と息子嫁を連れて半日沖釣りに出掛けた。

 マスクを着用して除菌スプレーを持参。午前8時に北谷町浜川漁港を出船した。15分ほどで北谷沖ポイントに到着した。グルクン釣りは、コマセカゴにアミエビを8分目くらい入れて、サビキ仕掛けを海底まで下ろす。竿を大きく振ると、コマセカゴに入ったアミエビが振り出されグルクンが集まり、アミエビに似せて巻かれたサビキ仕掛けの針にグルクンが食いつくという仕組みだ。

 最盛期にはグルクンがコマセを追って海底から10メートル近くまで浮くことが多い。魚が食う水深の幅が広いので初心者でも簡単に数釣れるグルクン釣りだが、産卵期のこの時期はグルクンの活性が低く、海底近くでジッとしていることが多い。 こんな時はオモリが底に着いたら竿を大きく振り上げて、竿を下ろした時にオモリが海底に着いて多少仕掛けに糸フケが出る状態で待っていると、活性の低いグルクンも我慢できなくて食いついてくる。大人でも少し難しい技術だったが、コツをつかむとコンスタントにグルクンを釣り上げた。予定より1時間早く、午前11時には帰港した。シーランド北谷店(電話)098(936)1116。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

© 株式会社琉球新報社