ナイス、増収も特損響き約45億の純損失

ナイス(神奈川県横浜市)は5月29日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比3.0%増の2514億7500万円、営業利益が17.4%減の12億300万円、経常利益が54.4%減の3億5700万円、当期純損失が44億9400万円(前期は3億6800万円の利益)。2019年の粉飾決算事件の影響で減損損失や事業構造改善費用など52億1400万円の特別損失を計上し、最終損益は赤字となった。

住宅事業は戸建ての売上戸数が前期比124戸減の619戸。販売用不動産の売却などで売上高は10.7%増の705億6400万円、営業損失は6億2500万円(前期は2億9900万円の利益)となった。建築資材事業は売上高が0.2%増の1718億4300万円、営業利益が4.7%増の29億5400万円。

2021年3月期の業績予想は新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送った。

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