【新型コロナ】神奈川 70~80代の2人死亡、新たに10人感染確認

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内では29日、女性2人が死亡、新たに男女10人の感染が明らかになった。横浜市では、再陽性と診断された80代女性が亡くなった。

 市によると、80代女性はクラスター(感染者集団)が起きたグループホームに入居し、4月に陽性と判明。その後、2回の検査で陰性と診断されたが、今月に入って再び陽性となり、市内の医療機関に入院していた。

 愛川町に住む70代の無職女性は今月28日に死亡。県によると、院内感染が発生した相州病院(厚木市)を4月23日に退院後、同27日に感染の疑いで別の病院に入院。陽性と判明し、転院していた。

 10人のうち、横浜市内は市立みなと赤十字病院(同市中区)の放射線技師を含む20~70代の男性4人。県所管域では、10歳未満を含む男女6人の感染を確認。いずれも陽性患者の濃厚接触者という。

 川崎市は29日、市経済労働局に所属する40代の男性事務職員の感染が確認された、と発表した。感染経路は不明という。

 市によると、職員は横浜市磯子区在住。デスクワークで市民と接する機会はなかった。

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