「がんばろう住吉」 自治会が加入世帯に商品券配布

自治会の会員に商品券を手渡す吉田会長(右)=長崎市住吉町

 長崎市住吉町の住吉自治会(吉田次郎会長)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自治会に加入している約330世帯向けに「がんばろう住吉」と名付けた2千円分の商品券を作った。28日から各世帯に配布している。
 商品券は500円の金券4枚つづり。住吉商店街をはじめとする同町の約100店舗で使うことができる。使用期限は6月1日から1カ月間。
 4月中旬に「コロナの影響で苦境に立たされている自治会の会員と商店街を救うことができないか」と自治会役員らが考案。自治会費を財源に充てた。
 吉田会長から商品券を受け取った斉藤直子さん(75)は「商品券を頂いてうれしい。いつも親しんでいる住吉商店街での買い物がより楽しみになる」と笑顔を浮かべた。吉田会長は「私たちが暮らす住吉の町をみんなで助け合っていきたい」と話した。

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