最愛の妻をホスピスで看取るまでの記録『看取り ~生ききった証として~』がアマゾンにて限定発売。
子宮頸がんのステージ4Bと診断され、 がん治療を行ってきた妻。さまざまな努力は実らず、 万策尽きたため、 ホスピスに入院することに。仕事を抱えながら妻に精一杯寄り添った記録──。「生きた・頑張った証をなにか形で残したい」「最後まで生きようとした姿をなにか残したい」「凛とした妻をしっかり伝えたい」そんな思いから著された1冊。
「はじめに」より
毎日選択をしなければならない状況がとても厳しいこと。
様々な後悔が、 空に浮ぶ雲のように心に浮かび、 現れてくること。
その瞬間々々を大切に感じ取れることができたらもっともっと良かったと思うこと。
自分の疲れなどは、 愛する人の苦痛や悩みに比べたら、 とても小さなものだと後から気づかされたこと。
同じ状況の方々や、 同じ状況になるのではと不安な方々の一助になれば幸いです。
後悔を少なくする唯一の方法は、 愛する人から発せられる微かなシグナルを漏らさずキャッチすること。
人としてどう扱われるのが、 人らしいのか。
ホスピス生活の中で色々と感じたこと。
そういったことを書きたいと思います。
愛する伴侶をどのように看取ればいいのか──。
迷いながら精いっぱい寄り添った87日間。
これから介護を必要とする方、 介護中の方、 介護を終えた方、 たくさんの方に読んでいただきたい1冊だ。