【健康だより】今月の健康コラム

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■なめらかに「パ」「タ」「カ」を言えますか
年齢を重ねるに従って体の筋肉は衰えてきますが、弱るのは足腰だけでなく、唇や舌の筋肉も老化していきます。
始まりのサインは「滑舌が悪くなった」「食べこぼしをする」「わずかなむせがある」「かめない食品が増えてきた」「口が渇く」です。これは、口腔機能が低下している状態なのです。
40~50歳代でも半数近くが何らかの口腔機能が低下しているようです。機能低下を放置していると、物が上手に食べられず、低栄養にもなりかねません。また、身心の機能低下につながることも最近わかってきました。

七宗町では、後期高齢者歯科口腔健診を行います。自己負担金は300円です。
健診では、「歯および歯ぐきの状態」「噛む力」「飲み込む力」などを検査します。
見出しの「パ」「タ」「カ」は、舌や口唇がうまく使えているかの検査です。それぞれの音は、発音される場所が異なります。「パ」は口唇の動き、「タ」は舌の前方の動き、「カ」は舌の後方の動きで発音されます。検査では、10秒間で「パ、パ、パ、…」「タ、タ、タ、…」「カ、カ、カ、…」とできるだけ早く言ってもらい、1秒間に何回言えたかを換算します。昨年度の受診者の半分の方は、なかなか言えなかったようです。

また、唾液がしっかり飲み込めているかという検査もします。唾液がしっかり飲み込めないと誤嚥性肺炎につながります。
口腔機能の低下は、ほんのささやかな症状であるため、見逃しやすく気づきにくい特徴があります。健診を受けることで、自分の口腔機能の低下がわかり、歯科医師から指導や情報提供が受けられます。

2月のがん検診等の申し込みで後期高齢者歯科口腔健診の希望者には受診票を送ります。希望されなかった方も健診は受けられますので、生きがい健康センターまでご連絡ください。総入れ歯の方も入れ歯の状態や口腔機能が検査できますのでぜひ受けてください。家族の方が健診を勧めるのもよいのではないでしょうか。
また、お口の健康づくり教室も行いますので、お口の体操を一緒にやりませんか。