「出世したくない」若者増加で、仕事観に変化?EXITがコンビ間で正反対!

テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

2020年5月28日(木)夜9時からの放送では、新型コロナウイルスの感染防止のため、スタジオ出演者の間にアクリル板を設置し、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹、進行を務めるテレビ朝日・平石直之アナウンサー、アイドルグループSKE48 の元メンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥以外のコメンテーターが自宅や職場から“テレワーク”で出演した。

番組では、20代~30代の若者の出世に対する意欲の低下に着目し、「出世も地方転勤もお断り」と管理職になることを望まない考えを持つ、いわゆる“出世したくない症候群”と呼ばれる若者の価値観について議論した。

冒頭、“出世したくない症候群のケース”として、現場を1番として働きたい「現場大好き系」、プライベートを最重要視する「ワークライフバランス系」、副業時間を確保する「意識高い系」など3つのケースが紹介されると、兼近は「僕は出世したくない派ですね。“責任を負いたくない”から出世したくない症候群です(笑)」と告白。続けて「出世したところで得がないですよね。出世しようがしまいが俺は俺なんで。適当にダラダラ、それこそサボりながらでも『お金をもらって生きていきたいなぁ…』って感じです」と自身のポリシーを明かした。これに対し、相方のりんたろー。は「僕は兼近と違ってちょっと古い人間なので…」と前置きしつつ、「出世してもっと稼いで、タワマン住んでイイ女抱いて…(笑)僕のプライベートを晒すことで後輩たちにもっと夢を与えて。偉くなることで次のやりたいことが実現すると思うので、『ガッシガシ行くぞ!』って感じですね(笑)」と出世に対する想いの丈を熱弁し、2人の正反対な考えにスタジオでは笑いが巻き起こった。

そして、この日リモートで出演した“出世したくない派”の30代会社員・佐藤さん(仮)が、その理由について「管理職をやりたくないというところがまずあって。月100時間の長時間労働があるのに、その割には年収が1000万程度。そう思うと、一般社員でずっと定期昇給で上がっていけば、残業は45時間以内にするなど、そういうところで守ってもらえるので出世したくないと思った」と、時間や給与面でのデメリットが多いことから今の考えに至ったと話した。すると、兼近は、「すごいわかる。シンプルに、『そんなにお金必要か?』っていうところ」と賛同の声を上げた。

一方で、出世したくない理由の1つとして「上司の事を尊敬できない」という意見が多く見られたことを受け、兼近が「今の時代は、『助けてもらえるリーダーがいいんじゃないか?』と思うんですよ。人間、なんでも1人ではできないに決まってるじゃないですか。だから、何かやった時に周りが助けてくれる状態を作れる人が最強なんじゃないかと思っていて。皆をゴールに向かわせて、後ろから見ているような。手招きするでもなく、全員が走っていく姿を後ろから見て、誰かが倒れたら助けてあげるリーダーがいいんじゃないかと思います」と自身の考える“理想の上司像”を語った。兼近の発言に、視聴者からは「リーダー像、兼近さん自身のやさしさが伝わる」「かねちーの言葉、ジーンときた」などと共感の言葉が寄せられたほか、「自分は前に出過ぎず良きパスを出して兼近さんを輝かす、転んだら一番に駆けつけて助けてくれる・・・これってりんたろー。さんのことじゃない?」と相方のりんたろー。が“理想”を満たしていることを推測する意見も目立った。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

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