ビリケンさん 通天閣に帰還 30日から営業再開

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神々しさが増したビリケン像は“エアタッチ”で願い事をかける=29日、大阪市浪速区の通天閣

 大阪のランドマーク・通天閣(大阪市浪速区)の展望台に29日、約1カ月の修理を終えた幸福の神様、ビリケン像が帰ってきた。30日からの営業再開にあたり、感染症予防のために「ビリケンさん」の足の裏には直接触れない“エアタッチ”での祈願を呼び掛ける。

 現在のビリケン像は、新世界と通天閣100周年を記念して2012年に新調された3代目。足の裏に触れると幸福がもたらされるといわれる。

 4月下旬に背中のひび割れが見つかり、足の裏は消毒液の影響が出ていたため、新型コロナウイルス感染拡大を受けた展望台の休業期間を利用して修理に。今月1日から、仏像製作所の「松久宗琳(りん)佛所」(京都市)で修復作業が行われていた。

 背中の傷は樹脂で埋め、本体や足の裏は、絵の具を塗ってから金粉を叩(たた)き込むように重ねた。約1カ月ぶりに展望台に戻った像を包む白い布が外されると、金色の輝きを増した姿が現れ、新世界に活力を送った。

 通天閣観光の高井隆光社長は「再開になくてはならないビリケン像が帰ってきた。当面の間は、エアタッチで願い事を伝えてほしい」と話した。