「石垣ムラプール」奉納中止、神事のみに 「断腸の思い」八重山最大の豊年祭

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 【石垣】8月9日に予定されていた八重山最大の豊年祭である石垣市新川、石垣、大川、登野城の四カ字豊年祭「ムラプール」の奉納行事や式典の取りやめが決まった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。27日に四カ字会長が協議し、決定した。奉納行事などの中止は1943年以来だという。神事は執り行う。

 ムラプールでは、新川の真乙姥(まいつば)御嶽周辺で各字や関係団体による多彩な奉納芸能や豊穣の神が五穀の種子をみこに授ける「五穀の種子授けの儀」、豊作と子孫繁栄を願い西と東の綱をつなぐ「アヒャー綱」のほか、観客も参加する大綱引きなどが行われる。

 多くの市民や観光客が詰め掛けるため、「3密」回避は困難と判断して、奉納行事などの中止を決めた。

 ムラプール前日の8日に各字で執り行われる「オンプール」については、今後、各字が実施方法などを決める。

 新川字会の金城文雄会長は「各字への豊年祭への思いは強く、昨年から準備を進めている人たちもいる。不特定多数の人たちが訪れるため予定通りの開催は難しいと判断したが、断腸の思いだ」と話した。

◆石垣ハーリー 中止決まる
 【石垣】新型コロナウイルスの影響を受けて、6月24日に開催予定だった「石垣市爬竜船競漕大会」の中止が決まった。市ハーリー委員会が16日に決定した。