医療従事者へ「感謝の味」 上柿元シェフが県産食材で弁当提供

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田上富久市長(右)と片峰理事長(中央)に料理を説明する上柿元さん=長崎市新地町、長崎みなとメディカルセンター

 新型コロナウイルスの感染治療の最前線に立つ医療従事者を激励しようと、日本を代表するフランス料理人、上柿元勝さん(69)が28日、長崎みなとメディカルセンターの医師や看護師らに県産食材を使った「洋食弁当」を贈った。
 食を通じて社会貢献に取り組む「全日本・食学会」が全国的に実施している支援事業の一環。同会の常任理事で、長崎市内で洋菓子店を営む上柿元さんが「長崎に恩返しをしたい」と無償提供を申し出た。
 業務の合間でも食べやすいメニューとして「長崎和牛のキッシュ」「県産野菜のマリネ」「県産かぼちゃのプリン」を作った。この日は60食を届け、今後さらに300食を提供。医師や看護師のほか、検査技師や受付職員らにも配られる。
 贈呈式で上柿元さんは「医療スタッフの方々にこれまでの感謝とこれからも頑張ってという思いを届けたかった」とあいさつ。片峰茂理事長は「おいしい味は心を温かくしてくれ、次に向かう勇気もいただける」と感謝を述べた。
 近く、長崎大学病院にも360食を寄贈する。