夏の高校野球 県独自の試合開催へ

 奈良県高校野球連盟は、新型コロナウイルスの影響で全国高校野球選手権奈良大会が中止となったことを受け、独自の試合を行う方針を明らかにしました。

 それによりますと独自の試合は7月11日から26日までの土曜日と日曜日、それに祝日を加えた合計8日間の予定で「対抗試合」として行い、トーナメント方式ではなく、1チームにつき1試合限定とします。会場は橿原市の佐藤薬品スタジアムのみを使用し、感染予防対策を徹底した上で保護者らをのぞいて無観客で実施する予定としています。試合は公式戦として記録し、今回は3年生部員全員のベンチ入りも認める方針だということです。

 ただ、開催にあたっては各学校の部活動が再開され、対外試合が解禁されることが前提になるとし、県高野連では来月開催する加盟校連絡会でさらに検討を進めるとしています。

 県高野連専務理事の河井泰晴さんは「3年生の集大成の場、そういうものを作ってあげたいと。そうすることによって彼らが今まで目標目指して頑張ってきたと、そういうものを発揮する場を作れるんではないか」と話しました。

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