ここまで、adidas、Nike、Pumaでメーカー別の契約選手ベストイレブンをお届けしてきた。
第4回となる今回は、「それ以外」の選手で紹介してみたい。
欧州の有力リーグでは上記のいわゆる3大メーカーの契約選手が9割超を占めるため、選出にはかなり苦労した。
その中でも厳選した、マニア向けの現役最強ベストイレブンをお届けする。
アスミル・ベゴヴィッチ(GK/ミラン)
プレミアで長く活躍するボスニア・ヘルツェゴビナ代表守護神。今年1月にボーンマスからミランへローン移籍した。
スパイクは海外でも貴重なUmbro。
『メデューサ 3』と言えばトップモデルはレースレスだが、ベゴヴィッチはシューレースありの『メデューサ 3 プロ』を選択しているようだ。
着用スパイク:アンブロ メデューサ 3 プロ
ヨナタン・ター(DF/レヴァークーゼン)
ター(Tah)は24歳のドイツ代表センターバック。195cmの巨体がピッチでひと際目を引く。
そんな彼が着用するのは、Under Armour「マグネティコ」の軽量モデル。
『ボールへの瞬発的な飛び出し、一歩目を大切にする』をコンセプトに極限まで仕上げられたスパイクである。
着用スパイク:アンダーアーマー マグネティコ プロ スーパーライト
吉田麻也(DF/サンプドリア)
センターバックの相方はUmbroのペペと迷ったが、ここは我らが吉田麻也を選出。
昨年、日本代表として100試合出場を達成した31歳。今年1月からはサンプドリアでプレーしている。
着用しているのはMizunoのハイテクモデル『レビュラ 3 JAPAN』。メイド・イン・ジャパンのスパイクだ。
着用スパイク:ミズノ レビュラ 3 JAPAN
トレント・アレクサンダー=アーノルド(DF/リヴァプール)
リヴァプールで不動の右サイドバックを務める21歳。
長い名前もすっかり浸透。黄金の右足から繰り出されるボールでチャンスを次々と作り出す。
昨年3月にUnder Armourと契約。現在はUA CLONEアッパー採用のフィッティング重視モデル『クローン マグネティコ プロ』を履いている。
着用スパイク:アンダーアーマー クローン マグネティコ プロ
ユーリ・ジルコフ(DF/ゼニト)
左サイドバックはチェルシーに在籍していたこともあるジルコフ。
36歳になったロシア代表DFは、最近の試合でなんとMizunoの『モレリア ネオ 2』を着用している。
Mizunoに聞いてみたところ契約は結んでいない模様。履き心地が気に入り、自分で購入して履いているようだ。わかる。
着用スパイク:ミズノ モレリア ネオ 2
ミケル・サン・ホセ(MF/アスレティック・ビルバオ)
若くしてリヴァプールへ引き抜かれたものの、ビルバオへ戻り「ほぼワン・クラブ・マン」のキャリアを送る31歳。
スペイン代表としてEURO2016にも出場している。
契約しているのはビルバオのサプライヤーでもあるNew Balance。『テケラ V2 PRO』は“トップ下向け”というレアモデルだ。
着用スパイク:ニューバランス テケラ V2 PRO
グラニット・ジャカ(MF/アーセナル)
中盤センターもう一人はロングパスが絶品のジャカ。
アルバニア出身で、兄タウラントはアルバニア代表、自身は長く過ごしたスイスの代表という異色の兄弟である。
スパイクはUnder Armourの『マグネティコ コントロール プロ』に見えるが、アッパーなどいくつか異なる点がありカスタムモデルっぽい。
着用スパイク:アンダーアーマー マグネティコ コントロール プロ?
アンドレス・イニエスタ(MF/ヴィッセル神戸)
今回の現役ベストイレブン企画で唯一、Jリーグから選出。
イニエスタが契約しているのは、日本のAsicsだ。
シグネチャーモデルの『ウルトレッツァ AI』を着用中。現在のカラーはユニフォームにもよく合うバーガンディ×フラッシュコーラル。
着用スパイク:アシックス ウルトレッツァ AI
ジェフェルソン・ソテルド(MF/サントス)
イニエスタとコンビを組むのは、ベネズエラ代表の小さな巨人ソテルド。
2017年のU-20ワールドカップ準優勝メンバーで、現在は名門サントスの10番を背負う。
着用スパイクはNew Balanceの最新スピードモデル『フューロン V6 プロ』。
着用スパイク:ニューバランス フューロン V6 PRO
メンフィス・デパイ(FW/リヨン)
過去にマンチェスター・ユナイテッドで背番号7をつけたデパイ。
赤い悪魔では期待外れに終わったが、リヨンで大復活。オランダ代表でも主力として活躍している。
デパイはPSV時代からUnder Armourと契約しており、現在履いているのは『マグネティコ プロ SL』。
着用スパイク:アンダーアーマー マグネティコ プロ スーパーライト
サディオ・マネ(FW/リヴァプール)
最後はもちろんこの選手、2019年のバロンドール投票で4位に入ったマネ。
泣く子も黙るリヴァプールの10番。サラー、フィルミーノと組むトリデンテは現役最強のトリオの一つだろう。
スパイクはNew Balanceの『フューロン V5 PRO』。リリースされてからずっと同じカラーを愛用している。
着用スパイク:ニューバランス フューロン V5 PRO
以上。11選手をメーカーで分けるとこんな感じだ。
Under Armour 4名
New Balance 3名
Mizuno 2名
Asics 1名
Umbro 1名
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ちなみにスパイクのメーカー自体は他にもある。
例えばLottoは欧州5大リーグの上位チームで履いている選手もいるので、気になる方は探してみては?