ジャガイモ収穫ピーク 諫早の飯盛、有喜

掘取機を使いメークインを収穫する山口部会長(左)=諫早市飯盛町

 長崎県内有数のジャガイモ産地、諫早市の飯盛、有喜両地区で、本県を代表する品種「ニシユタカ」や「メークイン」の収穫がピークを迎えている。橘湾に面する段々畑で丸形や俵形のジャガイモが土の中から次々と掘り出されている。
 JAながさき県央ばれいしょ部会によると、260戸の農家が約350ヘクタールで、年間約1万1600トンを生産。収穫は6月上旬まで続き、九州や関西、関東方面などに出荷している。
 新ジャガとして出回るニシユタカはみずみずしく、皮が薄い。メークインは甘みが強く、どちらの品種も粘質で煮崩れしにくいため、煮物などに向く。
 同部会の山口正部会長(58)は「土に適し、味も見た目も良いものができた。今後も産地の責任を持ち、安定供給を目指したい」と話した。

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