伏木「けんか山」ミニチュア精細 本町若衆の川端さん魅力発信

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これまでに作った作品を並べる川端さん

■コロナで中止「来年こそ」

 高岡市伏木本町出身で現在、神奈川県の大学に通う川端将大さん(22)は、伏木曳山(ひきやま)祭で巡行する山車(やま)の約50分の1のミニチュアを作っている。資料などを基に忠実に再現した作品をインスタグラムで公開しており、「伏木の宝である山車を身近に感じてもらえたらうれしい」と話している。 (平瀬志保)

 「けんか山」として知られる伏木曳山祭は市の無形民俗文化財に指定されている。昼は花傘を広げた花山車を引き回し、夜は提灯(ちょうちん)山車に装いを変え、山車同士が豪快にぶつかり合う「かっちゃ」を繰り広げる。毎年5月15日に行われるが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となった。

 川端さんは毎年、地元・本町の若衆として山車の引き回しや、かっちゃに参加している。4年前に山車の模型作りを始め、実家や下宿先で約20点を完成させた。制作依頼を受け付けており、作品は地元の飲食店や個人宅に飾られている。

 模型の高さは花山車が16センチ、提灯山車が15センチ。プラスチック板や、エアガンに装填(そうてん)する「BB弾」など約1500ものパーツを組み合わせる。各町の山車を見学したり、本を読んだりして標識(だし)(鉾留(ほこどめ))や、かっちゃでぶつけ合う付長手(つけながて)なども本物そっくりに仕上げている。今月15日には、今年の一番山車を務めることになっていた湊町の花山車のミニチュアが完成した。

 完成品や、作業工程の写真はインスタグラムに投稿しており、山車の構造がよく分かる。川端さんは「今年、山車を見られなかった分、ミニチュアを眺めてほしい。来年こそは祭りを楽しみたい」と力を込めた。

 インスタグラムのアカウント名は「miniyama_factory」。