マスクに付きにくい口紅も…コロナ禍で新商品続々 韓国、アイメーク化粧品への需要アップも

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マスク姿で歩く女性ら=5月26日、ソウル(共同)

 新型コロナウイルスへの対策でマスクが必須となった生活に合わせ、韓国で化粧品やマスクの製品開発が相次いでいる。マスクに付きにくい口紅のほか、聴覚障害者と意思疎通しやすいよう口が透けて見えるマスクも登場した。

 化粧品メーカーの韓国コルマは3月、マスク着用でメークが崩れるという「女性の悩みを解消する」としてファンデーション、口紅など4種の新製品を発表。水分をはじく性質やコーティング効果のある素材を使い、マスク内が蒸れることによる化粧崩れやマスクへの口紅付着を防ぐ発想だ。

 同社は「コロナや微小粒子状物質『PM2.5』でマスク使用が日常化しており、消費者ニーズは一層拡大する」と予想。「業界トレンドをリードする」と鼻息が荒い。

 一方、マスクで口が隠れるため、アイメークの化粧品への需要が高まっている。大手オンラインショッピングモールでは2~4月の売上高が前年比26%増加した。化粧品メーカーの新事業担当者は「大胆なアイメークが流行だ」と話す。

 一方、韓国中部・大田の「聴覚障害者生涯支援センター」は、マスクの口の部分を切り取って透明のプラスチックをはめ込んだ製品を開発した。5月下旬から高校などの登校が順次再開されており、聴覚障害者のいるクラスを教える教員らが使うことを想定している。

 唇が見えるという意味で「リップビュー・マスク」と命名。支援センターは「聴覚障害者にとって口の形や表情、ジェスチャーなど非言語的な表現がとても重要だ」と指摘する。各校に無償配布し、ホームページには製作方法を掲載している。