去年10月の台風19号災害で浸水被害を受けた長野市赤沼の「長野新幹線車両センター」について、JR東日本は、電気設備のかさ上げなど、今後の浸水対策をまとめました。
長野市赤沼の長野新幹線車両センターは、去年10月の台風19号災害で浸水被害に遭い、停まっていた10編成120両の車両が使用できなくなりました。
JR東日本がこのほどまとめた浸水対策では、変電所など運行への影響が大きい電気設備をかさ上げをする方針で、高さは5メートル以上になる見込みです。
車両の検査などをする車庫には、水の流入を防ぐための止水板や止水壁の設置する方針です。
対策工事の完了には数年がかかり、費用は500億円程度にのぼる見込みだということです。
このほか、雨量予測や河川水位の予測などのデータをもとに独自の指標をつくり、車両の避難を判断することにしています。