「憩いの場、学びの場でありたい」 インタビュー 長崎ペンギン水族館 田崎智 新館長

21年度の20周年へ、アイデアを形に

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「憩いの場、学びの場でありたい」と抱負を語る田崎さん=長崎ペンギン水族館

 今春、長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)の新しい館長に田崎智さん(35)が就いた。旧長崎水族館時代も含め、歴代館長の中では最年少。新型コロナウイルスの影響で一時休館していたペンギン水族館も6月1日に再開する。館長としての抱負などを聞いた。

 -飼育の道に進んだきっかけは。
 子どものころから海の生き物が好きで、水産系の仕事に就きたかった。大学校3年の時、山口県下関市の「市立しものせき水族館海響館」でインターンシップを経験し、頑張って世話した生き物を来館者が見て喜ぶ姿にやりがいを感じた。

 -2007年からペンギン水族館で飼育に当たってきて、これまで印象に残ったことは。
 (09年に)ペンギンが自然の海で泳ぐ姿を観察できる「ふれあいペンギンビーチ」が整備された。緊張して飼育部屋を出ることができなかったフンボルトペンギンを訓練し、好奇心旺盛なペンギンの後を追うように少しずつ外に出していった。最終的に楽しそうに泳ぐ姿を見て、感動した。

 -好きなペンギンのしぐさは。
 海で泳ぎ終わったペンギンがとことこと寄ってきてくれる姿を見ると、信頼されているんだなと感じ、うれしくなる。

 -新型コロナの影響で休館が続いた。
 来館者がいる間はできないメンテナンスや掃除の時間が増え、じっくりと施設を見詰め直す機会になった。ペンギンを動画で撮影して公開すると「癒やされる」などの反響があった。再開に向け、しっかりと生き物の健康管理をしていく。

 -本年度はキタイワトビペンギンが初めて仲間入りし、広場には屋根付きのあずまやを新設する。どういった水族館にしていきたいか。
 「ペンギンなら長崎だね」と言われたい。来館者から「ペンギンが元気」とよく言われる。生き生きとした姿を見てもらい、訪れる人にとって憩いの場、学びの場でありたい。21年度は開館20周年。スタッフと一緒にアイデアを一つ一つ形にしていきたい。

 【略歴】たさき・さとし 長崎市出身。県立長崎西高を経て水産大学校(山口県下関市)で漁法や漁具について研究した。好きな言葉は「感謝」。釣りと野球が趣味。