【球界名場面】違反投球でチャップマン超え170キロ? マ軍右腕の超変則フォーム

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2015年にはマーリンズに所属していたカーター・キャップス【写真:Getty Images】

最速164キロ右腕キャップスは15年にワンステップ投法を駆使、最高体感速度は170.5キロだった

世界最速球はヤンキースのチャップマンではない? 2016年1月に「世界最速に見える球を投げる」として話題になったのがマーリンズの最速164キロ右腕カーター・キャップスだ。MLB公式サイトは「キャップスの平均体感球速は101.7マイル(約163.7キロ)であり、チャップマンの100.8マイル(約162.2キロ)を唯一凌ぐ数字だ」と注目していた。

話題となったのはキャップスの投げ方だ。投球時、踏み出した左足を地面に着く直前に軸足の右足で前方にステップ。MLB公式によると、MLB投手平均より70センチも本塁寄りでリリースしているという。前代未聞の「ワンステップ投法」は注目を集め、反則投球との声が続出していた。

キャップスの最速は2015年7月12日のレッズ戦で記録した101.9マイル(約163.9キロ)。MLB公式サイトのダレン・ウィルマン氏は右腕の投げる球の体感速度について、直球の平均体感球速は101.7マイル(約163.7キロ)だったと伝え、当時世界最速球を投げていたチャップマンとの違いを伝えた。

「昨年(2015年)、マーリンズのカーター・キャップスが体感球速105マイル(約169キロ)以上の球を投げた回数は11回。最高体感球速は105.92(約170.5キロ)マイルだった。アロルディス・チャップマンは7回。最高体感球速は105.34(約169.5キロ)マイル」。まさに打者にとっては世界最速球だったようだ。

当時、大リーグ機構は「問題なし」と判断したが、2017年にルール改正され不正投球に。キャップスのメジャーでの登板は17年の11試合が最後で、昨季までパドレス傘下3Aでプレーしていた。疑惑の投法は禁じられたが、当時の打者たちにとっては脅威の剛速球だったに違いない。(Full-Count編集部)