イオン島原店いったん閉店 再開発で22年再オープン

店舗建て替えで、いったん閉店することを告げる看板=島原市、イオン島原店

 47年間にわたって島原市民に親しまれてきたイオン島原店(長崎県島原市弁天町1丁目)が5月31日、営業をいったん終了した。同店と隣接する島鉄バスターミナルの再開発で店舗が建て替えられ、2022年春に再オープンする予定。野尻克俊店長(63)は「リニューアル後は、地域により密着した新店舗にしたい」と語った。
 イオン九州(福岡市)などによると、同店は1973年7月、旧ユニード島原店として開店。2015年9月から同社が営業を引き継いだ。鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積約9155平方メートル。島原鉄道(島原市)が土地、建物を所有している。
 島鉄が今後、同店(敷地面積約1万1630平方メートル)と市道(長さ約100メートル、幅約8.5メートル)を挟んで立つ島鉄バスターミナル(敷地面積約5433平方メートル)を解体。その後、イオン九州が店舗の建て替えを計画している。
 開店当初から通っているという島原市津吹町の主婦、福本清子さん(75)は「寂しい思いもあるが、再オープンが待ち遠しい」と閉店を惜しんだ。

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