卓球男子団体 オール3年生で鎮西学院が制す 県高総体代替イベント

【卓球男子団体決勝、瓊浦―鎮西学院】安定したプレーでチームを優勝に導いた鎮西学院の後藤(右)・川原組=長崎ウエスレヤン大体育館

 卓球男子団体はオール3年生で臨んだ鎮西学院が制した。1回戦、準決勝ともに3-0で勝ち上がると、決勝は昨年11月の県新人大会で逆転負けした瓊浦に3-1で競り勝った。主将の後藤は「県新人大会で足りなかった平常心と泥くささを、3年生4人全員で見せることができた」と納得の表情だった。
 ライバルに敗れた悔しさを胸に、厳しい練習を乗り越えてきた。特に力を入れてきたのは“守備”。坪口監督が「ポイントを取るより、取られないことを意識してやってきた」と振り返ったように、コロナ禍で思うように活動できない時期も、やる気を失わずに守備を磨き続けた。
 決勝は1-1で出番が回ってきたダブルスの後藤・川原組が快勝。続くシングルスの荒木が3-1で勝って、優勝を決めた。川原は「第1シングルスは取られてしまったが、うまく気持ちを切り替えることができた」と胸を張った。

© 株式会社長崎新聞社