卓球女子団体の鎮西学院は全3試合ストレート勝ち。決勝は昨年の県高総体決勝で敗れた長崎女商に雪辱し、2年ぶりの“V奪回”を果たした。主将の山本紘は「素直にうれしい。県高総体はなくなったけれど、この大会があると聞いてまた頑張れた」と感謝を口にした。
山本紘は169センチの長身を生かした力強いプレーを披露。シングルスで3勝、2年生の貞方と組んだダブルスで2勝を挙げ、チームを勢いづけた。3年生の粒崎、袈裟丸に加え、力のある1年生の舌間、徳村も気を吐き、松井監督は「それぞれが役割を果たしてくれた」とたたえた。
出場権を得ていた春の全国選抜大会に加え、インターハイも幻となった今季。「目標だった全国8強入りをかなえてほしい」と後輩たちに思いを託した山本紘をはじめ、約2週間前、県高総体中止決定で涙に暮れた選手たちはこの日、晴れやかな笑顔で記念写真に納まった。
卓球女子団体 主将・山本 チームけん引“V奪回” 県高総体代替イベント
- Published
- 2020/06/01 12:31 (JST)
© 株式会社長崎新聞社