火山性地震が再び増加 1日朝までに『17回』 草津白根山 気象庁「火山活動高まっている」 高原ルートも一部通行止めに

長野県との県境近くにある群馬県の草津白根山で火山性地震が増えており、気象庁は「火山活動が高まっている」として警戒を呼び掛けています。

資料 湯釜

気象庁によりますと、草津白根山では、5月31日午前4時ころから湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、1日午前6時までに17回発生しています。監視カメラによる観測では、火口や噴気の状況に変化はみられないということです。

噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)のままですが、気象庁は「火山活動が高まっていて、火口から概ね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がある」として注意を呼び掛けています。

道路にも影響が出ています。志賀高原と群馬県草津町を結ぶ国道292号線・志賀草津高原ルートは、1日午前8時から群馬県側の8.5キロの区間を通行止めにしています。

草津白根山では、4月下旬から5月上旬にかけても、一時的に火山性地震の増加が見られています。

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