MotoGP日本GPが中止。新型コロナの影響でヨーロッパでの開催を優先

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 6月1日、モビリティランドとFIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツは、ロードレース世界選手権MotoGP日本GPの開催を中止することを発表した。

 10月16~18日に栃木県のツインリンクもてぎで行われる予定だったMotoGP日本GP。国内外における新型コロナウイルスの感染拡大の影響や各地域での防止対策などを踏まえ開催の中止が決定した。また、10月17日に開催予定だった公道パレード『グランプリロードR123パレード』も中止が決定している。

 チャンピオンシップ関係者の大移動を伴う遠征開催を避けヨーロッパ内での開催を優先し、MotoGPシリーズ戦再構築の要請を受け判断されたという。1999年からツインリンクもてぎで開催されてきた日本GPは2021年の復帰を目指す。

 今年のロードレース世界選手権は、3月6~8日の第1戦カタールGPにおいて最高峰のMotoGPクラスは開催中止となったが、下位クラスのMoto2、Moto3クラスだけシーズン開幕を迎えている。

 今後、新カレンダー案が発表される予定であり、7月17~19日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われるスペインGPが第2戦となりそうだ。

2019MotoGP第16戦日本GP:ツインリンクを走る中上貴晶

 ドルナスポーツの最高経営責任者であるカルメロ・エスペレータは「他に類を見ないツインリンクもてぎにおけるMotoGP日本グランプリの中止を発表することになり大変残念に思う。MotoGPファミリーは現在レースシーズン再スタートに向けて必死に調整作業を行っている」とコメントした。

「最大の安全策をとり、かつできるだけ多くのレースの開催ができるよう検討している。このような方向性でどのように調整したら良いか、FIMとドルナはIRTAやMSMAと協議した結果、11月中旬まではヨーロッパにとどまり、ヨーロッパの中でできる限り多くのMotoGPの大会を行うことと判断した」

「したがって海外の大会の開催がもし可能になったとしてもそれは11月中旬以降となり、Motul日本グランプリを開催するには一年の後半の季節の状態を考えると遅すぎる。このことをモビリティランドと協議した結果、2020年の日本グランプリは開催できないという判断に至った。MotoGPに対するモビリティランドのご協力に心から感謝いたします」

 株式会社モビリティランド代表取締役社長の田中薫氏は「MotoGP日本グランプリについて、開催を目指して準備を進めておりましたが、日本国内にとどまらず欧州諸国での今後の状況変化や、渡航規制の延長が見込まれる状況の中、統括団体であるドルナとの協議の結果、今年度のシリーズ戦成立のためにやむなく要請を受け入れ中止の判断をいたしました」と語る。

「ご来場を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」