作成日ない文書の開示はおかしい

大学教授が提訴、黒川氏定年延長

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 東京高検の黒川弘務前検事長の定年を延長した閣議決定前に、法務省が他の機関と相談した記録などを情報公開請求したところ、作成日が記載されず決定前のものとは信じがたい文書が開示されたとして、神戸学院大の上脇博之教授が開示決定の取り消しを求めて1日、大阪地裁に提訴した。

 訴状によると、1月31日の閣議決定を受け、上脇教授は2月、法務省、人事院、内閣法制局に定年延長に関する相談記録などを情報公開請求した。人事院が法務省に「特に異論を申し上げない」と回答した記録など3点が開示されたが、いずれも作成日は記載されず、法務省側からの相談内容が記された文書もなかった。