中国短大、新聞活用し授業 スクラップなどで読解力高める

新聞を活用した授業を受ける中国短大の学生

 中国短大(岡山市北区庭瀬)で1日、新聞を活用した授業が始まった。記事のスクラップなどを通じ、読解力を高めるほか、地域課題の発見や解決策などを考えていく。

 保育学科1年生110人が対象の必修科目「社会福祉」で、本年度から授業で新聞を活用。学生は半数に分かれ、8月まで週1回ペースで学ぶ。

 初回は、山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)やNIE(教育に新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務め、新聞の読み方や文章の書き方を紹介。「リード(前文)や見出しを見れば記事全体の内容が分かる」「社説を読むと自然に文章力が身に付く」などと説明した。気になる記事を切り抜き、オリジナル新聞を作るワークショップも行った。

 女子学生(18)は「今後は見出しに注目し、保育など勉学に関連のある記事を中心に目を通したい」と話した。

 同短大では、新型コロナウイルス感染症の影響で、この日から対面授業を始めた。

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