「停電」も意外と良いもんだ?

突如始まった電気工事

突如始まった電気工事

 17日、クアレンテーナ(検疫)中の日曜朝10時、起床していつもどおりシャワーを浴びようとバスルームにいくと、お湯がでない。「壊れたのか?」と思ったら電気もつかず、停電していた。
 どうやら予告なしの電気工事が家の前で行われていることが停電の原因だそう。「不便だな…」と思い携帯を触るも、当然Wi―Fiも接続されてないため、インターネットも使えない。
 「携帯で写真整理でもするか…」と思い、携帯を触るもみるみるうちに携帯の電池が減り、いつものように充電をするができない。「はっ! 停電だった」と改めて現況に気付く。
 電子媒体は使えないので、今まで後回しにしていた、人からのアドバイスメモの整理を行った。すると、携帯に支配されず、落ち着いて過去を振り返ることができたのか、めっきり忘れていた先輩の話なども、ふと思い出し、気付けば半日経っていた。
 夕方16時、部屋の明かりがついて電気が復旧した。朝時点では、不便を感じていたオーリャ子も、停電が直ると「ああ、また携帯を触る日々に戻るのか…」となにか虚しさにかられた。
 日頃いかに電子媒体に頼り切っているかを感じさせられた1日。たまには機械の無い日を過ごすのもよいかもしれない。(淀)

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