食事処もオープン 対馬市のアンテナショップ 福岡 移転から1カ月半遅れ

オープンした2階食事処で対馬食材を使ったランチを楽しむ利用客ら=福岡市博多区、よりあい処つしま

 対馬市のアンテナショップ「よりあい処(どころ)つしま」(福岡市博多区)の2階にある食事処が1日、オープンした。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開業を見合わせていたが、緊急事態宣言の解除に伴い、当初予定から約1カ月半遅れてのスタート。ランチタイムには近隣の会社員らが訪れた。
 食事処はランチとディナーの時間帯で営業する。ランチでは対馬特産のアナゴを使った「煮あなご丼」や、郷土料理の「とんちゃん定食」などを用意。豊田三幸料理長は「やっとオープンの日を迎えられ、ほっとしている。対馬の魅力は多くあり、店を通じて対馬のファンになってほしい」と話した。小宮憲司店長は「しばらくは状況を見ながらの営業になると思うが、店の存在が口コミで広がるといい」と期待を寄せた。
 「よりあい処つしま」は福岡サンパレスホテル&ホール前に4月13日に移転、新装オープン。1階の特産品売り場は一部期間を除き営業を続けてきた。食事処では、感染防止のため入店人数の制限や対面にならない座席配置などの対策をしている。6月の休業日は1、2階とも土、日曜と祝日。

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