岸本拓也氏「パン屋で地域を幸せにしたい」『ハッピー・プラス』

ショッパーデザインと同じポーズをとる岸本拓也さんとハピプラ 水・木担当パーソナリティ 慶元まさ美さん

ラジオ大阪 平日朝の番組『”新しいおとな”の朝に!ハッピー・プラス』(月~金7:50-11:00)では、リスナーから寄せられたパン屋情報を紹介するコーナー「ハッピーベーカリー」(友栄食品興業提供/毎週木曜10:30頃~)を放送しています。

5月28日(木)の放送は、大阪府豊中市に5月29日(金)にオープンした高級食パン専門店「朝起きたら君がいた」をプロデュースした、「高級食パン専門店の仕掛け人」と呼ばれる、ベーカリープロデューサー岸本拓也さんが出演しました。

「食べすぎちゃった!」食パンを絶賛する慶元さん

奇抜なファッションの意味と秘めたモットー

そのファッションも注目され話題になる岸本さんは、この日、白のテンガロンハットにサングラス、オリエンタルな柄のガウンにタボっとしたパンツといういで立ちで登場。そのファッションのコンセプトは、この日紹介する店舗の名前にちなんだ「寝巻風のズボン」を意識したものだそうです。

「ベーカリー業界のトップランナー」とも言われ注目を浴びる岸本さん。人気ベーカリーになるための「岸本的ルール」は?と尋ねると「マニアから愛されるものじゃなくて、全世代対象となるものを探究のモットーとして心がけている」と、個性的なファッションからは意外とも思われる言葉が返ってきました。

「朝起きたら君がいた」

独特なネーミングに込められた意味

新店の名前は「朝起きたら君がいた」。パン屋の名前とは想像がつきにくい、その個性的なネーミングについて問われると、「このお店ができた時、朝起きた時に幸せなパンが待っているという、ストーリーが始まることを言葉で伝えたかった。(お客様の)日常に『朝起きたらこのパンがいた』、そんなストーリーを持たせたいと思った」と、店名に込めた想いを明かしました。

岸本さんがプロデュースしたパン屋の多くは、こうした風変わりな店名も話題になります。店名を伝えたときのオーナーの反応については「(これまで)150店ほどやってきて、最初は提案してもなかなか通らない店もありましたけど、今回の(お店の)オーナーさんは一発で『いい名前ですね』と喜んでくれました。」と笑い、「毎日の生活が楽しくなるような立地と店の面構えになって、素晴らしい店に仕上がったと思っております。」と自信を見せました。

ベッドタウンの、最寄駅から徒歩約15分。その立地もむしろ魅力ととらえ、その地で毎日愛されるようなお店であることに重きを置いた視点は商品開発にも反映されています。

看板商品「目覚めの朝」

パンの風味に込めた想い「パン屋さんで地域を幸せにしていきたい」

看板商品のひとつ「目覚めの朝」へのこだわりについて「風味と食感を大切にしています。風味はほのかな甘さ、食感は口どけ感と口の中でするっと溶ける感覚。」と熱く語ります。さらに自身の幼い時からの好みという「口の中で乾かないみずみずしい感じ。」とポイントを挙げました。

試食したパーソナリティ慶元さんは、その特徴である薄い耳が「あえてそこを食べたくなるくらいおいしい!」と驚き、絶妙な甘さや瑞々しさを絶賛。

岸本さんは「住宅地である豊中の街にふさわしい、ほのかの甘さをかなり意識して作りました。甘すぎてもいけない。毎日買いに来てもらいたい。毎日食べてもらいたい。」と語ります。

「このパンを際立たせるためにも、デザインとかネーミングとか、トータルに楽しんでもらいたい」という言葉は、ともすれば商品以上に注目されがちなその店名やデザインに秘められた、岸本さんのパンそのものへの真摯な想いを覗かせました。

「パン屋さんで地域を幸せにしていきたい。楽しいパン屋をいっぱい作っていきたい。」と語る岸本さんは、パン屋だけではなく街全体をプロデュースしようとしているのかもしれません。

高級食パン専門店「朝起きたら君がいた」

”新しいおとな”の朝に!ハッピー・プラス

放送局:OBCラジオ大阪

放送日時:毎週月曜~金曜 7時50分~11時00分

出演者:(月・火)南かおり、(水・木)慶元まさ美、(金)若宮テイ子

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