羽田/成田=ブラジル便の乗客からも感染者=5月までに200人弱、9割無症状

成田空港の様子(参考写真)

成田空港の様子(参考写真)

 日本に到着した乗客を空港の検疫所で検査したところ「感染が確認された」とのニュースが連日報道されており、ブラジル滞在者の感染確認例も数件出ている。
 厚生労働省の発表によると5月23日(土)に羽田空港に到着した愛知県在住の女性(10代)が1人、25日(月)に羽田空港に到着した乗客で愛知県在住の10代から30代の外国籍の男女3人と、群馬県在住の男性(20代)の4人からも感染が確認された。
 群馬県の発表によると感染が確認された男性は25日に羽田に到着し検体採取後に県内の滞在先へ移動した後(のち)、東京検疫所からの陽性連絡を受けて26日(火)に県内医療機関に入院した。なお、移動の際は公共交通機関の利用はしていないという。
 ブラジル以外の海外滞在者からも多く感染が確認されており、29日(金)の厚生労働省の発表によるとイギリスやマダガスカルから羽田空港や成田空港に到着した乗客10人から確認されている。10人のうち9人には症状はみられないという。空港の検疫で感染が確認された人は3月4日から合わせて182人となった。

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 空港での検疫所の検査で感染確認されている人の大半は無症状。駐在員などで日本に帰国しなければならない人で飛行機にのる際は十分気をつけてほしいところ。また、帰国する場合には在ブラジル日本大使館や総領事が「邦人実態把握調査」アンケートの情報に、「帰国」する予定などの情報を変更するよう呼びかけているのでご協力を。

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