最強チーム決定戦準決勝 アは2勝2敗、ナはメッツがリード

シミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット2」の準決勝は、アメリカン・リーグが2001年マリナーズ対2004年レッドソックス、ナショナル・リーグが1975年レッズ対1986年メッツの組み合わせとなり、日本時間6月3日に第4戦までの途中経過が発表された。ア・リーグはレッドソックスが2連勝したあとにマリナーズも2連勝し、第4戦を終えて2勝ずつ。ナ・リーグはメッツが2連勝したあと、第3戦はレッズが勝利したが、メッツは第4戦を制し、決勝進出に王手をかけた。

3回戦で1961年ヤンキース、準々決勝で1954年インディアンスをそれぞれ4勝1敗で破ったレッドソックスは、マリナーズとの準決勝でも強さを発揮し、第1戦は先発のカート・シリングの好投(6回2安打9奪三振無失点)もあって5対0で快勝。第2戦は1点ビハインドの7回裏にケビン・ミラーのタイムリーで同点とし、8回裏には先頭のビル・ミラーに勝ち越しアーチが飛び出して5対4で接戦を制した。

しかし、歴代最多タイの116勝を記録したマリナーズも意地を見せ、第3戦は3点ビハインドの6回裏にブレット・ブーンのタイムリー二塁打などで2点を返し、8回裏には二死満塁からカルロス・ギーエンが2点タイムリーを放って4対3で逆転勝利。第4戦は4対4の同点で迎えた7回裏にブーンが勝ち越し3ランを放ち、7対4で勝利して2勝2敗のタイに持ち込んだ。

4試合とも「1番・ライト」でスタメン出場したイチローは、全試合で安打を記録し、打率.368(19打数7安打)をマーク。佐々木主浩は第3戦と第4戦でいずれも9回表の1イニングを無失点に抑え、2セーブを記録している。

「ビッグ・レッド・マシン」の異名を持つ強力打線を誇るレッズと対戦しているメッツは、9回表に飛び出したムーキー・ウィルソンの勝ち越しアーチで第1戦を3対2で制すと、第2戦にも3対2で勝利。7回途中2安打1失点の快投を見せた先発のロン・ダーリングは今大会無傷の7勝目(防御率1.45)をマークした。

第3戦はレッズ打線がメッツ投手陣を攻略し、9対4でレッズが快勝したが、レッズ先発のフレッド・ノーマンとメッツ先発のシド・フェルナンデスによる投手戦となった第4戦は、両軍無得点のまま9回裏に突入し、二死1・2塁からハワード・ジョンソンのタイムリーでメッツがサヨナラ勝ち。対戦成績を3勝1敗とし、決勝進出に王手をかけている。

なお、第5戦以降の結果は日本時間6月4日に発表される予定。いよいよ各リーグの覇者と決勝戦の組み合わせが決定する。

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