佐世保市が予算案発表 「プレミアム商品券」7月に1次販売開始へ

 佐世保市は2日、新型コロナウイルス感染症の追加経済対策として、プレミアム付き商品券「させぼ振興券」の発行支援費などを盛り込んだ総額約20億2200万円の本年度一般会計補正予算案を発表した。8日開会予定の定例市議会に提案する。
 財源は国庫支出金のほか、市の貯金に当たる財政調整基金から約6億7600万円を取り崩す。過去2回の対策費と合わせ、市の財政投入額は、地方創生臨時交付金を含めて計約33億円となる。
 商品券は、佐世保商工会議所と市商店街連合会が発行し、市内の登録店舗で使える。市民1人当たり最大1万5千円分を購入でき、15%分(最大2250円)のプレミアムが上乗せされる。全世帯に購入引換券を送付し、7月に1次販売を開始する。
 このほか、三川内焼のインターネット販売を促進する費用を計上。全ての児童生徒がパソコン端末を使えるようにする「GIGAスクール構想」の整備費も盛り込んだ。

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