元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

メルセデス・ベンツ Gクラス

40年以上変わらない普遍的な存在

メルセデス・ベンツ Gクラス

話はちょっとそれますが、世界的に人気のあるミュージシャンの多くは、ビジュアルを見ていなくても、音や声を聴くだけで誰なのか分かるほど、唯一無二の存在感と個性を持っています。

数多ある車の中でそんな存在と言っても良いのが、メルセデス・ベンツ Gクラスです。

多くの方がご存じのように、メルセデス・ベンツ Gクラスのルーツは、NATO軍に採用された軍用車。

屈強オフローダーご用達のラダーフレームに使われる鋼材はなんと4mmというから驚きです。

もちろん一般道での使用を前提とした場合、それほど頑丈な造りにする必要はありません。

ですが紛争地や、戦場でも使えるほどのタフさを公道で使用する贅沢感こそがGクラスの大きな魅力なのです。

メルセデス・ベンツ Gクラス 3つのドヤポイント

メルセデス・ベンツ Gクラス

ドヤポイント その1:40年変わらない普遍的なデザイン

時代によって強化される安全基準に合わせるため、多少の小変更は行われているものの、Gクラスの普遍的なデザインは、1979年に誕生したW460型から変わっていません。

おおらかな曲線を一切持たない角ばったボディと、切り立ったフラットなフロントウィンドウ。

さらに太いドアノブや丸形のヘッドライトなど、Gクラスはすべて機能優先のデザインが用いられているため、大きく変えることができない(変える必要がない)のです。

自分なりのこだわりを大切にしたいパパさんにおすすめ!

水深500メートルまで使用できる腕時計に、0-100km/h加速3秒を切るスーパーカー。

オーバースペックへの憧れは、多くの男性が持っているものです。

Gクラスの堅牢性や悪路走破性能は、日本の行動や日常にはオーバースペックですが、そこに大きな魅力とロマンが詰まっています。

ドヤポイント その2:意外と取り回しやすいサイズ感

メルセデス・ベンツ Gクラス

Gクラスと言うと、どうしても「でかい!」という印象を持たれてしまいますが、実はそうでもないのです。

200万円台後半で狙える2018年以前のW463型の大きさは、全長4490mm全幅1810mm高さ1970mm。

もちろん小さいわけではありませんが、全高がハイエースのようなワンボックスと同じくらいという以外、最近の大型SUVよりも一回り小さいのです。

しかもほぼ真四角のキャビンのため、実際のサイズ以上に車内を有効的に使うことができます。

日々のお買い物にも使いたいママさんにおすすめ!

当然コンパクトカーや軽自動車と比べるとかなり大型ですが、現在人気となっている国産SUVと比較すると、むしろややコンパクト(RAV4の全幅:1855~1865mm、CX-8の全幅:1840mm)。

このサイズ感なら、日々のお買い物からレジャーまで不便なく使用することができます。

ドヤポイント その3:ラグジュアリーとは無縁の道具だ!

メルセデス・ベンツ Gクラス

90年代のバブル期からしばらく、「Gクラスは芸能人ご用達のセレブ車」として認知されてきました。

しかしGクラスの本質は、お洒落なファッションに身を包み、六本木や麻布を優雅に流すことではありません。

繰り返しになりますが、Gクラスは車内にあらゆる物を詰め込み、道なき道を突き進むために開発された車です。

男性なら、そんなタフな車を自らの相棒として操ることの喜びを、感じずにはいられないのではないでしょうか。

“ホンモノ好き”のパパさんにおすすめ!

Gクラスは道具として使い倒してナンボ! と言いたいところですが、新車のGクラスのお値段は、1192万円から…。

よほどのお金持ちでもない限り、1000万円オーバーの車に泥だらけの長靴やスコップを投げ込むことなんてできません。

ですが中古車なら、キャンプ道具や遊び道具を満載にして、泥だらけにすることのハードルがほんの少し下がるのではないでしょうか?

メルセデス・ベンツ Gクラスを買うなら注意してほしいポイント

メルセデス・ベンツ Gクラス

ここまで、Gクラスのドヤポイント(魅力)についてご紹介してきましたが、ハッキリ言いましょう。

Gクラス最大の魅力は「男のロマン」以外の何物でもありません(笑)。

排気量が大きければ税金は高くなり、燃費だって決して良いとは言えない…。さらに最小回転半径は6.3メートルあり、小回りも苦手です。

もちろん年式が古くなれば、国産車外車問わず故障のリスクも高くなりますし、国産車に比べれば部品はやや割高であることは否めません。

なので毎回のように言っていますが、とにかく信頼できる販売店から購入し、何でも相談できる整備工場も一緒に探しておくと安心です。

[筆者:増田 真吾]

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