楽天涌井、“復活”へ3回パーフェクト投球 速球中心でDeNA打線を41球で料理

DeNA戦に先発した楽天・涌井秀章【写真:宮脇広久】

速球中心、強力先発陣形成へ

今季から楽天に移籍した涌井秀章投手が3日、横浜スタジアムで行われたDeNAとの練習試合に先発。140キロ台中盤の速球を中心に、3回を無安打無失点、無四球のパーフェクトに抑えた。

1回は梶谷を二ゴロ、ソトも二ゴロ、新外国人オースティンを二飛に仕留めた。2回は4番の佐野を左飛、ロペスを遊直、宮崎を中飛。3回には倉本に二ゴロ、伊藤光に中飛を打たせ、乙坂からはスライダーで空振り三振を奪った。

通算133勝を誇り今月21日に34歳となる涌井は、昨季ロッテで3勝7敗、防御率4.50の不振。金銭トレードで移籍した。今季、実績通り2桁前後勝てるようなら、楽天は則本、岸、抑えから転向した松井と合わせて、強力先発陣を形成することになり、上位進出の可能性が高まる。

一方、楽天打線はDeNA先発の上茶谷を攻め、1回に島内の右越え2ランで先制。2回には内野ゴロ2本で1点ずつ挙げ、再び島内が左中間を破る2点適時二塁打を放った。4回には新外国人右腕ピープルズから茂木の左犠飛で追加点を奪った。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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