昼食は静かに食べよう 小中学校、パーティションで感染防止

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パーティションを設置した机で、前を向いて静かに弁当を食べる小学生(2日、和歌山県上富田町岡で)

 和歌山県田辺・西牟婁の小中学校では、昼食時の飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、児童生徒の机にパーティションを設置するなど対策に取り組んでいる。

 文部科学省の新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルでは、食事の際は「机を向かい合わせにしない」「会話を控える」といった対応を求めている。

 上富田町の小中学校は1日から弁当持参で学校を再開しており、全校で食事の際はパーティションを利用している。クラスの人数が多い中学校や専門教科の教室などでは、授業中でも使う場合がある。

 同町岡の岡小学校(岩本倫子校長、96人)の昼食時間には、児童の机を消毒し、正面に透明フィルムを張った段ボール製パーティションを設置し、児童は前を向いて静かに弁当を食べていた。

 6年生の亀嶋逞都君(11)は「学校では大声を出さないようにしているけど不便。昼食は話ができないのでいつもより早く食べ終わる。これまでと雰囲気が違うのでつらい」と話した。

 岩本校長(58)は「子どもたちにはいろいろなところで不自由させていてつらいが、命を守るために新しい生活様式で過ごすよう心掛けましょうと伝えている」と述べた。

 白浜町や田辺市は3日までが半日授業だが、学校での昼食が始まった時にパーティションを使用できるよう、用意している。学校によっては授業中に使う場合もある。すさみ町も導入を検討している。

■ 給食も再開へ

 学校給食も再開する。田辺市では自校式の学校は4日から、城山台学校給食センターの受配校では15日から再開する。

 城山台学校給食センターは4350食を調理しており、食材調達に時間がかかるため、他より遅い開始になる。1学期の献立は今年2月時点で決めていたが、配膳の手間を減らすため、6月中は品数を1品減らすこともあるが、その場合は他の料理の量を増やすことなどで栄養価を補いたいという。

 上富田町と白浜町は8日から再開する。すさみ町は1日から始まっている。