楽天涌井、3回完全で開幕へ視界良好「試合をやっていることに感謝」

DeNA戦に先発した楽天・涌井秀章【写真:宮脇広久】

「公式戦でいつ投げるかを言われれば、気持ちも上がってくる」

今季から楽天に移籍した涌井秀章投手が3日、横浜スタジアムで行われたDeNAとの練習試合に先発。3回を無安打無失点無四球のパーフェクトに抑え、「投げられてよかったというのが第1の感想」と語った。

新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除され、前日の2日から練習試合が再開された。今月19日の公式戦開幕へ向けて順調な仕上がりを見せた涌井は「まだ(公式戦で)いつ投げるか言われていない。次回登板でしっかり結果を残して、(三木)監督から『この日だぞ』と言われれば、多分気持ちも上がってくると思う。今はひとまず、試合をやっているということに感謝しながら、ホッとしています」と言う。

140キロ中盤の速球を軸に、スライダー、チェンジアップの切れも良かった。「(パーフェクト投球は)相手打線の目が慣れていないということもあるが、スピードもある程度出ていたし、変化球も久しぶりにしてはよく投げられた」と満足気。「今日は打者の反応を気にせず、自分の球を投げて、ストライクが入るか入らないかの確認作業。しっかり投げられたな、という印象です。次回は緩急をつけたり、空振りを取りにいったりできればいい」と次を見据えていた。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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