帝国データバンク/運輸・倉庫の景気動向、微増も停滞続く

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帝国データバンクは6月3日、「TDB景気動向調査(全国)5月調査」の結果を発表した。

それによると、5月の景気DIは国内景気の急激な収縮に歯止めがかかったものの、生産活動の減退が続いた結果、25.2(前月比0.6ポイント減)で8か月連続の悪化となった。今後については、国内外で懸念材料が見られるなか、後退傾向の一時的な下げ止まりを見込んでいる。

「運輸・倉庫」の5月のDI値は22.7(0.3ポイント増)と微増したが、依然として低水準で推移した。

企業からの声では、現在の景況感について「スーパーなど取り扱う部分は多少増(一般貨物自動車運送)」と、部分的な良化がみられるものの、「食品は伸びているが、業務用食品の落ち込みが激しい(こん包)」「新型コロナウイルスの影響もあり、貨物の取扱い量が上がってこない(港湾運送)」 「店舗の営業自粛にともなう商品の流通が止まった(冷凍倉庫)」など、悪いと判断する声が多く上がった。

また、先行きについては「現在停滞している製造業が稼働していく事で、物流も動くことを期待(一般貨物自動車運送)」といった期待の声がある一方、「人材不足は変わらず、雇用促進をはかっているが新型コロナの影響は先行きが読めず正規雇用よりアルバイトが増え悪循環(貨物軽自動車運送)」「世界、国内とも経済の悪化により、新規設備投資の延期や中止が懸念される(特定貨物自動車運送)」と、不安視する声が多くを占めた。