多言語でコロナ生活情報サイト 中国人女性が立ち上げ 

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多言語による新型コロナウイルスの生活情報をまとめた趙さん(右)=京都市左京区・京都市国際交流協会

 京都市国際交流協会(左京区)で就労体験をしている京都大研究生の中国人女性が、新型コロナウイルスの生活情報を日本語と英語、中国語で発信しているサイトをまとめ、同協会ホームページで紹介している。情報不足に陥っている在日外国人を支援しようと、行政や民間の信頼できるサイトを選んでおり、「最新情報の把握に役立ててほしい」と願う。

 左京区の趙芙蝶(チョウフディー)さん(28)。4年間の英国留学を経て昨年9月から京都で暮らす。主な研究分野は東アジアの歴史だが、デジタル情報の収集や発信の在り方にも関心を持っている。

 今春、官公庁のホームページで新型コロナ情報を探そうとした際、中国語版や英語版にたどり着くのに苦労したという。「母語でいろいろ調べられるサイト一覧があれば便利」と感じ、在日外国人の生活相談に応じている同協会相談員から普段参考にしている厚生労働省や京都市、社会福祉協議会などのサイトを聞き取り、まとめた。

 新設コーナー「アフターコロナ」では、感染症全般▽お金に困ったとき▽仕事▽子ども▽医療▽その他―の項目ごとに、日本語と英語、中国語で調べられるリンク先のURLを紹介。外国人でも一律10万円受け取れる特別定額給付金の申請方法や、外国語が使える京都市内の医療機関、家庭内暴力(DV)被害の相談窓口を案内している。住居確保給付金を「家賃が払えないときにお金をもらえます」と言い換えるなど、「やさしい日本語」にも配慮した。

 趙さんは「情報が足りないことに不安がる友人もいる。少しでも役に立てばうれしい。情報は順次更新したい」と話す。同協会ホームページの「アフターコロナ」コーナーをクリックすると閲覧できる。