5月の企業倒産状況 負債総額 バブル期以降最少に

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 今年5月の県内の企業倒産件数は3件で、負債総額は6700万円でした。新型コロナウイルスの影響による厳しい経済状況に反して、負債総額はバブル期以降で最少額となっています。

 民間の信用調査会社・東京商工リサーチ奈良支店によりますと、5月に1000万円を超える負債を抱えて倒産した県内企業の件数は、前の年の同じ月と比べて5件少ない3件でした。

負債総額は、およそ9割減少した6700万円にとどまり、1990年の9月以降、最少額だということです。

倒産したのは製造業、卸売業、サービス業他がそれぞれ1件で、新型コロナに関連した倒産はありませんでした。

東京商工リサーチ奈良支店では、 「倒産件数と負債総額の減少は国や県などの支援策に加え、裁判が緊急性のある事案を除き延期になり、破産手続きが先送りになっていることが考えられる」としています。

また、「緊急事態宣言と休業要請が解除されたものの新型コロナウイルスの影響が長引き、倒産増加の懸念材料は引き続き多い状態だ」という見方を示しています。