SNSの誹謗中傷に…鈴村健一「人と思われていないんだと思っています。でも僕は人です」

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声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。6月2日(火)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」では、ジャーナリストで株式会社メディアコラボの代表・古田大輔さんとともに「SNSの誹謗中傷」について語りました。

パーソナリティの鈴村健一

◆SNSの誹謗中傷…法的措置は?
鈴村:SNSなどでも誹謗中傷がいろいろと出てきています。法的措置を検討しているという話も増えてきましたよね。これについてはどう思われますか?

古田:「攻撃を受けた」と感じた人たちが訴訟をするという権利は、もちろんあります。そういうことを宣言することによって、誹謗中傷をする人たちに対して抑止効果もあると思うので、それ自体はいいことだと思います。

それに対して、「表現の自由が侵される」と言う人たちがいますけど、そういう人は、もし、表現の自由と信念に基づいてやっているのであれば、裁判所でそう主張すればいいと思います。

ただ、問題が2つあります。1つ目は、長い間、裁判で戦うのは大変なので、そうしなくてもいいように、今まさに政府も発信者情報の開示を簡素化すると検討を進めています。匿名でやっていても、一体誰がやっているのかをわかりやすくするというのが1つです。

2つ目は、逆に、正当な批判に対してもバンバン裁判をするようになったら、これは本当に表現の自由が侵される可能性があります。いわゆる「スラップ訴訟」というものですけど、誹謗中傷をする人を黙らせるために裁判をバンバンやるみたいなことが起こらないような、何らかの対策を考えないといけないと思います。

鈴村:表現の自由と常に隣り合わせだと思います。でも、最近“カテゴライズしたがる人”が多いと思うんです。(政治的な)発言をすると「きみは右だね」「きみは左だね」みたいなことが多いじゃないですか。カテゴライズして物事を考えてしまうというのは、すごくもったいないなって思いますよね。

古田:そうですね。物事の議論をポジティブに進めることができなくなるんですよね。相手を敵認定して、相手の言うことは全部聞かないみたいなことは、やめたほうがいいと思いますね。

鈴村:そうですね。これは、いろんな観点で見ていかなければいけない話です。表現の自由やSNSは匿名性だから伸びてきたという部分は確実にあるけど、そこに議論がいくと、どうしても何をやってもいいという話になってしまうのではないかと思います。

人として人と付き合うことを考えたときに「そんなひどいことが言えるのかな?」と思いました。 面と向かって会えた人に「死ね」なんて言えませんし、「あいつ太ったな」というようなことがTwitterに書かれていたりすると、タレントの人は傷付くんですよね。僕も傷つきます。

僕は、それは人と思われていないんだと思っています。でも僕は人ですし、みなさんも当然人で、人と人とのコミュニケーションを繋いでくれる素敵なツールがSNSだったりしたはずが、人間の関係として当たり前のことが、SNSを通すだけで一気に崩壊している感じがします。

それ以外にも、何かを否定することが表現だという風潮もすごく感じます。 面白いなと思ったのは、この番組「ONE MORNING」をやっていても、SNSですべてを否定する人は一定数います。何をやっても否定することがアイデンティティだったり、否定するためだけのアカウントを作っている人もいるみたいです。

そういう目線でしか物事を見られないことは、ものすごく人生を損しているし、残念だな、ちょっと可哀想……とすら思います。人と人が付き合うことは否定ではなく、でも肯定一本やりでもない。“人とコミュニケーションを取っているんだ”ということだけを忘れずに、覚えておいてほしいと思いました。


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番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/