ビードロック風リムでタフ&ワイルドなオフロードテイストを演出するレオウイング XR
デリカD:5やジムニー、RAV4などのSUVはもちろん、アゲ系スタイルのハイエースユーザーからも、人気を集めているホイールのディテールがある。ビードロック風のリムだ。
ビードロックはタイヤのビードを挟み込み、がっちりと固定するホイールの部品だ。ダートトラックレースやオフロードレース、NASCAR、インディなど、過酷な条件下で酷使されるホイールに採用されている。強度が高く分厚いリムでなければ備えることができない部品なので、ビードロックのホイールはひと目で分かるほどのタフな雰囲気を纏っている。そのイメージをドレスアップホイールで演出するために考えられたディテールがビードロック風のリムだ。
トライアルファからリリースされた「Leowing XR(レオウイング クロス)」は、そんなビードロック風のリムを巧みに投入。SUVの足元に違和感なくマッチするタフ&ワイルドな一本に仕上げている。
コンケーブデザインもさりげなく取り込んだ新感覚のオフロードホイール
ビードロック風のリムにまず目が行くレオウイング XRだが、そこに合わせた技巧も見逃せないポイントだ。ディスクは強靭な8本スポークデザイン。リムとスポークの間に段を入れ、15のスリットをレイアウトする。センターに向かってわずかに窪むコンケーブデザインとするなど、トレンドのディテールもさりげなく取り入れている。シンプルすぎるとリムが浮いてしまい、複雑にしすぎるとまとまりがなくなる、ビードロック風のリムの難点を見事に解決している。
ホイールサイズはクロスカントリータイヤとの組み合わせを前提とした設定
それらオフロードテイストあふれるディテールは、クロスカントリータイヤを組み合わせるとより引き立つ。そして、レオウイング XRはハイトが高いクロスカントリータイヤを合わせることを前提にサイズを設定している。
ジムニー用は16×5.5J+20。ハイエース用は16×6.5+38となる。この2サイズはセミグロスブラックのみの展開。デリカD:5やRAV4に適合する16×7J+35とハイラックスやランクルプラド向けの17×8J+20は、セミグロスブラックとブロンズメタリック(リムブラック)の2色を用意している。
オーナメントは装着車のテイストに合わせてセレクトできる2色を用意
装着車とのマッチングを考えて複数のセンターキャップをラインナップしているのも、レオウイング XRの魅力のひとつだ。
センターキャップに取り付けるオーナメントはシルバーとオレンジの2色を用意しているので、オレンジがイメージカラーのデリカD:5アクティブギアにも合わせやすい。シルバーのオーナメントを入れてブランドロゴを際立たせることもできるし、外して無骨な雰囲気を演出するのも手だ。
なお、ジムニー用の16×5.5Jはセンターキャップは付属せず、リヤ用の純正センターキャップの装着が可能となっている。
有名ホイールブランドと同じ工場で同質の素材を用いて製造
ビードロック風のリムや段をつけたコンケーブデザイン、バリエーション豊かなセンターキャップなど、技巧を凝らしたディテールを採用しているにもかかわらず、16×5.5Jで2万7000円というリーズナブルな価格設定を実現している点もレオウイング XRの特筆すべきポイントだ。そこには、トライアルファというホイールメーカーが設立された経緯が大きく関係している。
トライアルファは、2016年に設立された新興ホイールメーカーだ。創業者の湯浅良行代表は、30年以上前から有名ブランドホイールの企画や設計に携わってきた経歴を持つ。その中で抱き続けていた「有名ブランドと同等のホイールをもっとリーズナブルに提供したい」という、湯浅代表の思いから立ち上げられたホイールメーカーなのだ。
したがって、設計から製造に至るまで妥協がない。トライアルファがホイールの製造を依頼する工場は、有名ブランドのホイールを手掛けており、技術面はもちろん製品の管理体制なども高いレベルにあるため、高品位なホイールを提供できる。そのような工場と提携しているため、トライアルファのホイールは、リーズナブルだが有名ブランドのホイールと遜色ない品質を確保しているというわけだ。
コストを抑えてSUVのホイールをカスタムしたいならレオウイング XRがおすすめ!
SUVに合わせるホイールは、デザインが複雑になることも多いため高価になりがちだ。でもレオウイング XRは、有名ブランドの一般的なホイールよりもリーズナブルな価格帯で、オフロードテイストあふれるデザインを実現している。しかも素材やクオリティ、精度は有名ブランドと遜色ない。
コストを抑えてドレスアップしたい、タフ&ワイルドなイメージを演出したいという、SUVユーザーのワガママに応えてくれるホイールだ。