「子どもたちが野球できないのはかわいそうじゃないか。知事、なんとかできないかね」─。
新型コロナウイルス感染症の影響で、全国高校野球選手権大会や全国高校総合体育大会(インターハイ)が中止になる中、小泉純一郎元首相が黒岩祐治知事に県独自の代替大会開催を要望する電話をかけていたことが3日、分かった。
知事は同日、県庁で日本ハンドボール協会幹部らから各種目の代替大会開催の要望を受けた際、小泉氏から電話があったエピソードを明かした。
知事によると、1日に「僕、野球好きなんだよ」と電話があり、知事は「僕も野球好きだし、甲子園の大会がないというのは本当に大きなこと。県としてもなんとかできないか、考えていきたい」と回答。小泉氏は「ああそうか、頼むよ」と安心した様子だったという。