虎新助っ人ボーアが2戦連発、巨人は新型コロナ発覚で西武戦中止… 3日練習試合の結果は?

阪神のジャスティン・ボーア【写真:荒川祐史】

日本ハム大田、近藤は連続本塁打、ロッテ藤岡も2戦連発で好調キープ

プロ野球は3日、各地で練習試合を行った。予定されていた巨人ー西武(東京ドーム)の試合は、直前になって巨人・坂本勇人内野手、大城卓三捕手が新型コロナウイルスのPCR検査を受けた結果、陽性判定が出たことが判明し、中止となった。

〇日本ハム5-5ロッテ(ZOZOマリン)

日本ハムは、先発したドラフト1位・河野が、初回にレアードに左翼席へ2点本塁打を浴びたが、その後をまとめ、3回3安打2失点と力投した。打線は初回に失点を許した直後、西川の右翼線安打から、大田の左翼2ラン、近藤の左翼への本塁打と2者連続弾で3点を奪うなど、本塁打攻勢でルーキーをバックアップした。ロッテは藤岡がこの日も好調。前日2日に続いて7回に2試合連続となる左翼へのソロを放ち、存在感をみせた。また試合は特別ルールで日本ハムがビジターでも後攻で行われた。

〇中日5-3ヤクルト(神宮)

中日は11安打と打線が活気づいた。初回、1番・大島が左前安打を放つと、2番・アルモンテの初球で大島が二盗。無死二塁から、アルモンテが中前適時打を放ち、2人であっさり先制した。5回にはヤクルトの2番手・近藤からビシエドが中堅フェンス直撃の適時二塁打を放つなど、前日の本塁打に続き、好調をキープ。9回には途中出場の井領がヤクルトの6番手梅野からダメ押しの右越えソロを放った。先発の小笠原は3回3失点と制球に苦しんだ。ヤクルトは3番・遊撃で先発出場した西浦が、左越えソロを含む4安打の活躍をみせた。前日も途中出場で中前適時打を放っており、遊撃のレギュラー獲得へ猛アピールを続けている。

ソフトバンクは柳田が対外試合チーム1号となるソロ、期待の栗原も3安打とアピール

〇楽天7-1DeNA(横浜)

楽天は初回、島内の右越え2ランで先制。2回にも島内の左中間を破る2点適時打などで4点を追加し、序盤で試合を決定づけた。先発した涌井は3回をパーフェクト投球。本人も「スピードもある程度出ていたし、変化球も久しぶりにしてはよく投げられた」と語った。DeNAは5回、6回に先頭打者が出塁するものの打線が繋がらず、9回に百瀬の左前安打、続く桑原の右中間を破る2塁適時打で1点を挙げただけだった。先発の上茶谷は3回6失点と、開幕に向けて不安な結果となった。

〇阪神10-3広島(甲子園)

阪神は新助っ人、4番のボーアが2試合続けて、躍動した。2回、広島先発の九里から右翼フェンスに直撃する二塁打を放つと、6回には3番手の一岡からバックスクリーンの左に飛び込む2ランを放ち、前日2日に続いて、甲子園で快音を響かせた。先発したガンケルは4回無失点と、先発ローテ入りへ頼もしい投球。広島は先発した九里が4回1安打無失点と好投。しかし、一岡が2/3イニングを7失点と誤算だった。打者ではピレラが2安打、メヒアが阪神・藤川から左越え2ラン放つなど、外国人選手の活躍が目立った。なお、藤川はイニングの途中、投球後に腰に違和感を訴え、緊急降板した。

〇ソフトバンク10-5オリックス(京セラドーム)

ソフトバンクが15安打10得点と打線が爆発し2連勝を飾った。柳田が5回に対外試合チーム1号となるソロを放ち、期待の栗原が3安打とアピールに成功した。1点ビハインドで迎えた4回にバレンティンの中前適時打で同点に追いつくと、栗原の左中間を破る適時打で勝ち越し、甲斐も2点適時二塁打で続き、この回一気に5点を奪い逆転に成功。その後も打線の勢いは止まらず。オリックスは2番手の漆原が3回7失点と課題を残した。

〇巨人ー西武(東京ドーム)試合前中止(Full-Count編集部)

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