「君は天然色」水沢江刺駅の発車メロディーに 奥州市など要望へ

©株式会社河北新報社

「大滝さんの曲を発車メロディーに」。地元の実行委が実現を目指す水沢江刺駅
大滝詠一さん

 岩手県奥州市のJR東北新幹線水沢江刺駅の発車メロディーに、地元出身のミュージシャン大滝詠一さん(1948~2013年)の代表曲「君は天然色」を導入しようと、奥州市と関係団体が1日、実行委員会を設立した。早ければ8月の放送開始を目指し、JR側と下交渉を進めている。

 日本のポップス界をけん引した大滝さんを顕彰し、奥州市のイメージアップや誘客につなげる狙い。大滝さんの数あるヒット曲から、テレビCMで若い世代にもなじみが深い「君は天然色」を選んだ。

 1日にあった実行委の初会合では、上りと下り列車用に、曲の前半と後半部分を編曲した2種類の発車メロディーを披露した。

 大滝さんの曲を発車メロディーにしようという動きは、昨年3月に地元有志による署名活動で始まった。約5000筆の署名を受け取った市は本年度予算に駅の放送機器更新費など117万円を盛り込んだ。

 今月中にJR東日本盛岡支社に要望し、お盆の帰省時期に間に合わせたい考え。有志代表の飲食店経営石川悦哉さん(53)は「上京するときなどに背筋を伸ばして『頑張ろう』と思える発車メロディーになってほしい」と期待する。

 大滝さんは奥州市江刺梁川出身。1981年に発表した「君は天然色」、97年の「幸せな結末」などが代表曲。プロデューサーとして楽曲を提供した松田聖子さんの「風立ちぬ」、森進一さんの「冬のリヴィエラ」、小林旭さんの「熱き心に」などもヒットした。