メーカーと小売店の架け橋 問屋の仕事って!?

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歌う味噌屋の若旦那こと、酒井です。

今回は、読者の皆様にあまり馴染みがないであろう私の本業「問屋」について、紹介したいと思います。

今では「商社」という大きな会社もありますが、元を正せば「問屋」なんです。「卸」と呼ばれることもあります。

一言でいえば、問屋はメーカーが製造する商品を仕入れて小売販売店に納品する、パイプ役のような存在です。

「直接メーカーが小売店に販売すればよいのでは?」と思う方もいると思いますが、たとえば、Aという小売店メーカーから直接商品を仕入れる場合、一度に仕入れられる最小単位(ロット)が決まっているうえ、いくつものメーカーと決済口座を持たなくてはなりません。そこで問屋の出番です。

小売店は、問屋との口座さえあれば、その問屋が扱う商品をまんべんなく仕入れることができるのです。特に多品種を扱うスーパーなどでは、問屋の役割が大きく寄与しているといえるでしょう。

また、メーカーと結びつきの強い問屋から、窓口一つでさまざまな情報を得られるのも、大きなメリットです。

問屋の歴史を振り返ってみると、なんと鎌倉時代からあったとされています。味噌の販売が盛んになった江戸時代には、味噌問屋は50軒くらいあったそうですが、現在、味噌専業としては、十数社が残っています。

当然、商品を流すことが仕事ですが、これからの時代は小売店で商品を購入いただくお客様の視点に立ち、有益な情報を発信していくことが大事だと考えています。

そこで2014年に、賛同する味噌メーカーと共に「みそ知る会」という任意団体を立ち上げました。

保育園の出前講座や味噌汁の配布イベントなど、さまざまな方法で発信を続けています。

実は、まだ消費量が多かった30年ほど前までは、同じような団体が、東京の銀座などで味噌汁の無料配布など行っていたのです。

こうした活動を大切に、激減してしまった味噌の消費量を元の水準に戻すことを目標に、活動を続けていきます。