健康〔健康コラム〕

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■新型コロナウイルス感染症 これからの課題
医師会 角谷

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は世界中で猛威を振るっており、欧米では医療崩壊から多数の死者が出ています。北海道では3月に第1波、4月から第2波の流行が札幌を中心にみられており、富良野もまだ油断できません。富良野協会病院(当院)は、地域唯一の感染症指定医療機関として院内感染を防ぐための陰圧管理可能な感染症病床4床を有しています。当院職員は、感染リスクがある中で地域医療における責任を果たすべく日夜努力を続けています。当院は地域のCOVID19確定患者全員、さらに多くの疑似症患者の入院・外来診療を1人の院内感染も出すことなく行ってきました。ただし、感染症病床は満床となることが多く、入院の一部は旭川の病院にお願いしています。
COVID-19は、ワクチン実用化がなければ、秋・冬に第3波の大流行を起こす可能性があります。大流行の際には旭川の病院の受け入れも難しくなるでしょう。富良野で医療崩壊が起きないよう当院の収容能力を増やすためには、
(1)陰圧管理可能な病床を増やす…陰圧装置購入要
(2)一病棟全体を専用化…感染対策に不適な廊下の絨毯カーペット張替え要
が考えられますがともに多額の費用が必要です。しかし、当院はCOVID-19流行にともない入院・外来患者が減少しており、財政上の余裕がないことが悩みです。
なお、今回の記事は、5月11日現在の情報に基づいて記載しました。