諫早市が子育て支援事業計画策定 22年度に民間保育所新設 需要増を見込み

 諫早市は本年度から5カ年の第2期子ども・子育て支援事業計画を策定した。市西部区域での保育需要の増加を見込み、2022年度、民間保育所1施設を同区域に新設する。民間の学童保育クラブは24年度までに、本年度比5カ所増の計51施設にする方針。
 同計画は、子ども・子育て支援法と次世代育成支援対策法に基づく自治体の支援事業と行動計画。子どもと家庭、社会の各分野の基本目標に沿い、5項目の基本施策を定めた。
 市内には本年度、子ども園11と保育所48、幼稚園7、認可外など3の計69施設がある。保育所を利用する子どものうち、0~2歳児が保育定員をやや上回るため、既存施設の定員を調整し、受け皿を確保する。
 西部区域での民間保育所の新設は、多良見町などで住宅開発が進み、利用者増加が予想されるため。学童保育クラブは本年度、市立高来西と市立喜々津両小学校区に2施設が設置され、計46施設になったが、定員不足が予想される小学校区があり、5年後までに5カ所増やす計画。

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