「ユースエール企業」に五島市学校給食会 若者を積極的に採用、育成

ユースエール企業に認定された五島市学校給食会の大窄会長(左)と瀧ケ平局長=五島市福江町、五島公共職業安定所

 長崎労働局(瀧ケ平仁局長)は2日、若者の採用や育成、雇用管理などが優良な「ユースエール企業」として認定された五島市学校給食会(大窄誠一会長)に認定通知書を交付した。認定は3月3日付。県内14例目で、離島地区では初めて。
 ユースエール企業は、若者を積極的に採用、育成し雇用管理なども優良な中小企業で、厚生労働大臣が若者雇用促進法に基づき認定している。認定には新卒社員の離職率、所定外労働時間、有給休暇や育児休業の取得率などに関して厳しい基準がある。
 五島市学校給食会は市内5カ所の給食センターを運営し、二次離島の久賀島や奈留島を含む小中学校に給食を届けている。従業員は70人。認定基準については、▽有給休暇の平均取得数16.3日▽月平均所定外労働時間0.9時間▽育児休業取得率100%-など全てクリアした。
 瀧ケ平局長から通知書を受け取った大窄会長は「楽しい職場でないと、おいしい食事は作れないと考えている。今後も若い人に入ってもらえるよう、アピールしていきたい」と話した。

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